介護職員初任者研修を受けよう

介護の仕事に就きたいと思った時、ぜひ取得しておきたいのが、介護職員初任者研修過程だ。この過程は学歴や年齢による制限がなく、未経験者も受講できる。
人間の身体の仕組みや介助の方法について学んでいき、すべての過程を終えた時点で試験が実施される。そして試験の結果、合格すると修了証明書が発行されれる。
介護の仕事の中でも利用者の身体に直接触れる身体介護を行う際は、介護に関係する資格が必要となる。訪問介護や施設で働く際は、この資格を持っていた方が有利に働く可能性が高い。
もしこれから介護の仕事を検討する際は、介護職員初任者研修過程を修了するのをおすすめする。

なお介護職員初任者研修過程は、各都道府県ごとに行われている。奈良県も例外ではない。
奈良県では健康福祉部地域包括ケア推進室が主導となって育成を行っている。この過程を受けることができる団体は県から依頼を受けており、ホームページなどに受講先一覧が掲載されている。
いつ研修が行われるのか、どの程度費用がかかるのかは実際に団体に問い合わせる必要がある。
ただし奈良県が公開している一覧表には、通学か通信か、主な研修場所はどこか掲載されている。通学の場合、すべての過程を研修会場で受ける必要がある。一方通信の場合は、最大40.5時間分、在宅の添削課題で研修内容を学んでいく。
生活状況や住んでいる場所によって自分に合う団体は異なるだろう。事前に一覧表から自分に合った場所を見つけたうえで、改めて団体に問い合わせることが可能である。